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1. AWS WAFとは
AWS WAF(Web Application Firewall)は、ウェブアプリケーションを保護するためのマネージドセキュリティサービスです。一般的なウェブの脆弱性や攻撃からアプリケーションを守り、可用性を確保し、セキュリティを強化します。
2. AWS WAFの主な特徴
- カスタマイズ可能なルール: 特定のトラフィックパターンを許可、ブロック、監視するルールを作成できます。
- リアルタイム監視: トラフィックの分析とフィルタリングをリアルタイムで行います。
- AWSサービスとの統合: CloudFront、Application Load Balancer、API Gateway、AppSyncなどと統合できます。
- マネージドルール: AWSが提供する事前設定されたルールセットを利用できます。
- 柔軟な導入: 既存のアプリケーションに影響を与えずに導入可能です。
3. AWS WAFの主要コンポーネント
3.1 ウェブACL (Access Control List)
ウェブACLは、WAFの中心的な要素で、トラフィックを制御するルールの集合です。
3.2 ルール
個々のセキュリティチェックを定義します。例えば、特定のIPアドレスからのリクエストをブロックするルールなどがあります。
3.3 ルールグループ
複数のルールをまとめて管理するための機能です。
3.4 IP Set
IPアドレスやCIDRブロックのコレクションで、ルールで参照できます。
4. AWS WAFの基本的な使い方
- ウェブACLを作成します。
- 保護したいリソース(CloudFrontディストリビューションやALBなど)を選択します。
- ルールを追加し、条件を設定します。
- アクション(許可、ブロック、カウント)を指定します。
- ルールの優先順位を設定します。
- 変更をデプロイし、効果を監視します。
5. AWS WAFで防御できる主な脅威
- SQLインジェクション: 不正なSQLクエリの実行を防ぎます。
- クロスサイトスクリプティング (XSS): 悪意のあるスクリプトの注入を防止します。
- 不正なリクエスト: サイズが大きすぎるリクエストや不正な形式のリクエストをブロックします。
- ボット対策: 自動化されたボットからの攻撃を防ぎます。
- IPベースの攻撃: 特定のIPアドレスやIPアドレス範囲からの攻撃をブロックします。
6. AWS WAFのベストプラクティス
- 最小権限の原則: 必要最小限のトラフィックのみを許可します。
- 段階的な実装: まずは「カウント」モードで開始し、徐々にルールを調整します。
- 定期的な見直し: ルールを定期的に見直し、新しい脅威に対応します。
- ログの活用: WAFのログを分析し、セキュリティ態勢を継続的に改善します。
- マネージドルールの活用: AWSが提供するマネージドルールを積極的に利用します。
7. AWS WAFの制限事項
- レートベースのルール: 同時接続数に基づく制限があります。
- ルール数: ウェブACLあたりのルール数に上限があります。
- レイテンシー: 複雑なルールセットは若干のレイテンシーを引き起こす可能性があります。
8. AWS WAFと他のセキュリティサービスの連携
- AWS Shield: DDoS攻撃からの保護を強化します。
- Amazon GuardDuty: 脅威検出との連携でセキュリティを向上させます。
- AWS Firewall Manager: 複数のアカウントやアプリケーションにわたるWAFの一元管理を可能にします。
まとめ
AWS WAFは、ウェブアプリケーションを様々な脅威から保護する強力なツールです。適切に設定し、継続的に管理することで、アプリケーションのセキュリティを大幅に向上させることができます。
ただし、WAFはセキュリティ対策の一部に過ぎません。包括的なセキュリティ戦略の一環として、他のAWSセキュリティサービスと組み合わせて使用することが重要です。また、セキュリティは継続的なプロセスであり、新しい脅威に対応するために定期的な見直しと更新が必要です。
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